我孫子 サイエンスカフェ
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第17回 我孫子サイエンスカフェ テーマ

「原子核の世界を拓く」 2014年11月16日(日)

― 第二次大戦中の米・独・日の核開発物語 ―



講師: 政池 明

京都大学名誉教授、国際高等研究所フェロー、ふくしま再生の会理事




 20世紀の初めに原子核の構造が明らかになり、第2次大戦直前にウラン原    

子核の分裂が発見されると、各国はこぞって核分裂の際に発生する膨大なエネ    

ルギーを兵器に用いる可能性を検討し始めた。米国は巨大な工業力によって原

子爆弾を完成させ、広島、長崎に投下した。一方、ドイツと日本でもひそかに

原子力の研究が進められていたことが戦後次第に明らかになってきた。

 最近政池先生たちによって発見された資料などに基づいて、米・独・日の核    

開発競争の知られざるドラマに迫ってみたい。    

   


政池明


カフェの雰囲気で科学を語り合いましょう。

 質問・議論 大歓迎!

あなたの参加をお待ちしています。
相対性理論
 
 

理研サイクロトロン破壊 京大サイクロトロン
ハイガーロッホ教会 ハイガーロッホ炉
米軍堀だし フェルミ炉








           
講師: 尾関 章

科学ジャーナリスト
   

   
カフェコラム     

「青色ノーベル賞、実は白色の賞だった」    

 今秋、日本列島を沸かせた青色LEDに対するノーベル賞は、

発表資料をよく読むと、「青」の発明で「白」の光を生みだせる

ようになったことをたたえる賞だったことがわかる。LEDの白色

光は省エネ型で、世界に15億人いるとされる電力送電網に

アクセスできない人々に恩恵をもたらす、というのだ。

途上国に目を向けるストックホルムの心を読み解く。
尾関章
 
 
 
カフェの光景(動画)
 
コーヒーブレーク1
 
コーヒーブレーク2





第17回テーマ 「原子核の世界を拓く」― 第二次大戦中の米・独・日の核開発物語 ―
カフェコラム 「青色ノーベル賞、実は白色の賞だった」
日時 平成26年11月16日(日)午後1時30分より4時30分まで
会場 我孫子市近隣センター「こもれび」JR我孫子から成田線1つ目東我孫子下車徒歩5分
参加資格 原則として要申込。(どなたでも。小中高生、大学生、一般)
会費 小中高生500円、大学生、一般 800円 資料、コーヒー・お茶、お菓子付
申し込み 参加申し込み(左のボタンをクリック)
主宰 我孫子市東我孫子1−8−33 事務局:栗田 守敏 
   


 参考文献1: 臨界寸前だったハイゼンベルグ原子炉: Science Portal

 参考文献2: 第11回講演資料から

 参考文献3: 演劇 コペンハーゲン: 新国立劇場

 参考文献4: 映画 テレマークの要塞: Movie Walker

 参考文献5: なぜ、ナチスは原爆製造に失敗したか-連合国が最も恐れた男・天才ハイゼンベルクの闘い:Science Oasis



 宇宙の成り立ちや謎に、深くかかわるミクロの原子の世界。今回のテーマはその原子の核のお話です。

そして同時に、カークダグラス主演の映画「テレマークの要塞」や、演劇「コペンハーゲン」で描かれた状況につな

がるドイツの核開発と、当時の日米の核開発についてのお話でもあります。

「なぜ、ナチスは原爆製造に失敗したのか」という、歴史の分岐点となった謎の真相に迫るお話となることでしょう。

尾関章さんの青色LEDノーベル賞のお話とともに、ご期待ください。


 さて、ナチスの原子炉が臨界に達しなかった従来の謎が、最近の政池明先生と岩瀬広先生のハイガーロッホ

炉(ハイゼンベルグ炉)に関するコンピュータ計算で解明され、「あとほんのわずか大きければ、臨界に成功

していた」という成果が、本年4月に世界で初めて発表されました。この最新の研究についてのお話も伺える

かも知れませんね。

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