講師: 山本博章 カリフォルニア工科大学 LIGO研究所 上級研究員 2015年9月、地球がほんの少し震えるのを感じました。 2017年8月、使い切れない程の金貨が地球の近くの空でばら まかれました。 アインシュタインが100年前に出して、今迄確かめることの 出来なかった宿題、重力波の直接観測が、アメリカのLIGOに よって初めて成功しました。 この観測により、重力波の存在を含め、今迄出来なかった一般 相対性理論の詳細な検証がなされました。 重力波の観測と、それを可能にしたLIGOの建設に対して、MIT とCaltechの3人の物理学者が2017年のノーベル物理学賞を 受賞しました。 その後、ヨーロッパのVirgoが参加し、ブラックホールや中性子星 連星の合体から発せられる重力波信号の観測に成功しました。 特に中性子星合体の重力波による観測は、世界中の多くの電波 望遠鏡を使った詳細観測を可能にし、新しい天文学の出発となり ました。 重力波観測にたどり着いた道程を辿って、重力波の調べを聴いて みましょう。 |
LIGO重力波望遠鏡 | ブラックホール合体のシミュレーション | LIGOがとらえた重力波信号 |
カフェの雰囲気でサイエンスを語り合いましょう。 コーヒーを片手に「宇宙」をもっと楽しく知り、 銀河のかなたに思いを馳せてみませんか。 質問・議論 大歓迎! あなたの参加をお待ちしています。 |
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我孫子サイエンスカフェの光景 |
サイエンスカフェの光景(素粒子で探る宇宙の謎:動画) |
サイエンスカフェの光景(爆発現象に満ちた宇宙:動画) | |
サイエンスカフェの光景(田んぼ発電) | |
我孫子サイエンスカフェ − 自己紹介、はじまり、特長、カフェプラスを志して:会長 細谷暁夫
参考 :サイエンスカフェとは?:名古屋市立大学大学院
小型惑星探査機「はやぶさ2」:JAXA
国産衛星みちびき、自動運転の誤差を10cm以下に 2018年11月に活用スタート:自動運転ラボ
NASAの火星探査機「InSight」は、こうして火星の内部まで「のぞき込む」:WIRED
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