講師: 浅井 朋彦 日本大学理工学部物理学科 准教授 プラズマは,原子に束縛されていた電子がエネルギーを得る ことで自由に動けるようになった状態で,電離した電子も残さ れた原子核(イオン)も電荷をもつため,電磁力によって多数 の粒子と相互作用しあいながら運動します。 多数の物理過程の相互作用や複合的効果がその本質の一つ である、いわゆる「複雑系」の典型例です。 太陽やオーロラはプラズマ状態であり,また蛍光灯の内部や 雷,ろうそくの炎の周囲など,実は研究室や最新の家電製品 の中でなくても,「プラズマ」は我々の身の回りにたくさん見ら れます。宇宙のスケールで見れば,我々はプラズマ状態でな い極めて特殊な環境に生きていることになります。 この「プラズマ」の性質やその応用,最新の研究のトピックなど について,実験を交えながら解説します。 |
電場になびくロウソクの炎 | プラズマ閉じ込め装置 | |
放電プラズマ | プラズマボール |
電場になびくロウソクの炎(動画):浅井朋彦先生 提供 | |
電球プラズマボール(動画):浅井朋彦先生 提供 | |
参考:「宇宙の晴れ上がり」とプラズマ:JAXA宇宙情報センター | |
参考:「かぐや」が明らかにした月周辺のプラズマ環境:JAXA宇宙科学研究所 | |
参考:核融合について:文部科学省 |
コーヒーブレークもあります。 | |
サイエンスカフェの様子(第36回 身近なプラズマとその性質) |
喫茶店の雰囲気で科学を語り合いましょう。 コーヒーを片手に「サイエンス」をもっと楽しく知り、 自然の謎としくみに思いを巡らせてみませんか。 質問・議論 大歓迎! あなたの参加をお待ちしています。 |
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