講師: 出口智広
公益財団法人山階鳥類研究所 保全研究室 室長 一時は絶滅とまで報じられたアホウドリは、現在順調に 個体数を回復させていますが、現在の繁殖地は将来的な 存続に不安があるため、過去に失われた小笠原諸島の 繁殖地を復活させる取り組みが2008年にスタートしました。 この取り組みがどのような経緯で実施され、現在までに どのような成果が得られているのかを詳しく説明します。 |
図1. アホウドリ移住計画の歩み.
鳥島から移送し、聟島で飼育したアホウドリは、3歳から飼育地で確認されるようになり、 8歳で繁殖に成功した。 |
|
図2. 衛星発信器を装着した飼育雛(n=31) と野生雛(n=31) の巣立ち後の分布海域。
黄色の線(Mukojima hand-reared)および赤色の線(Torishima naturally-reared)で囲まれた部分は、 飼育雛および野生雛がよく利用した海域(位置数の上位50%が現れた海域)を示し、水色(All birds)の 部分はごくまれな出現場所を除いた利用海域(全体の上位95% が現れた海域)を示す。 |
喫茶店の雰囲気で科学を語り合いましょう。 コーヒーを片手に「サイエンス」をもっと楽しく知り、 自然の謎としくみに思いを巡らせてみませんか。 質問・議論 大歓迎! あなたの参加をお待ちしています。 |
|
参考資料1 鳥類保護のモデルケースに ? アホウドリ回復プロジェクト:科学技術振興機構 サイエンス ポータル | |
資料2 アホウドリの繁殖地復活を生き物保護のモデルケースに: ナショナルジオグラフィック日本版 三井物産 環境コミニュケーションリポート |
★コーヒーブレークの光景(地球環境変動史の解明−スノーボールアース・イベントと酸素濃度の増加−) | |
カフェの光景(地球のタイムカプセル−南極−) | |
カフェの光景(田んぼ発電) | |
カフェの光景(素粒子で探る宇宙の謎) |
我孫子サイエンスカフェ − 自己紹介、はじまり、特長、カフェプラスを志して :会長 細谷暁夫
参考 サイエンスカフェとは? :名古屋市立大学大学院
予定日 | 所 | 内容 |
2018年2月18日 | 並木近隣 センター |
東京薬科大学教授 山岸明彦
国際宇宙ステーションでの微生物有機物曝露実験 (たんぽぽ計画)と宇宙での生命探査 |
2018年4月15日 | 未定 | J−PARCセンター長、KEK、東京大学教授 斎藤直人
(仮題)素粒子について |
トピックス
宇宙線の観測によりピラミッドに未知の大空間を発見! :名古屋大学、JST
重力波天体が放つ光を初観測: 日本の望遠鏡群が捉えた重元素の誕生の現場 :キロノバ:NAOJ
当カフェの活動にご協力いただける我孫子や周辺地域にお住まい、またはお勤めの研究者を
募集しております。
講演につながるような活動をしてこられた科学者や科学技術者の方で、ご協力いただける方は
ぜひ下記にご連絡をお願いします。
Eメール:abikoscience@ybb.ne.jp (送信時は全角の@を半角英字の@と入力して下さい)