講師: 浅井 朋彦 日本大学理工学部物理学科 教授 究極のエネルギー源として期待され世界的に開発が進められている核融合は、 エネルギーの純増を達成するなど実用段階に近づいています。各国政府が主導す るITER(*1)やその後の原型炉計画では2050年頃の実用を目標としています。 しかし、加速する気候変動などを背景に、革新的な手法でより早期の実現を目指 す核融合スタートアップ(*2)企業が数多く設立され,米国においてはこれらのス タートアップへの出資額がエネルギー省の核融合予算を大きく上回っています。 講演では、核融合開発における民間セクターの役割その動向、日本の取り組み などについてご紹介します。 *1 ITER(国際熱核融合実験炉) 核融合実験炉ITER:量子科学研究開発機構 *2 スタートアップ:革新的なビジネスモデルによって起業から短期間で急成長を 遂げる企業のこと *3 FRC (Field-Reversed Configuration)下図 米民間核融合のうち出資額2位のTAE Technologies社および3位のHelion Energy 社も採用する高効率磁場閉じ込め方式 |
FRC衝突合体生成装置(日本大学) |
TAEテクノロジーズ社のオペレーションルーム |
TAEテクノロジーズ社の高効率磁場閉じ込め装置 Image credit:TAE Technologies, Inc. |
喫茶店の雰囲気で科学を語り合いましょう。 コーヒーを片手に「サイエンス」をもっと楽しく知り、 自然の謎としくみに思いを巡らせてみませんか。 質問・議論 大歓迎! あなたの参加をお待ちしています。 |
(参考資料1) 核融合発電とは?地球に太陽を作る?!鍵を握るのはドーナッツ:ふじのーと
(参考資料2) プラズマとは:第36回我孫子カフェの説明文
(参考資料3) 第3の核融合発電:日経クロステック
(参考資料4) 核融合技術の開発戦略:核融合戦略有識者会議‐文部科学省
我孫子カフェの光景 |
|
サイエンスカフェの光景(第9回 太陽系のなりたちと系外惑星 細谷暁夫:動画) | |
サイエンスカフェの光景(第13回 素粒子で探る宇宙の謎 政池明:動画) | |
オンラインカフェの光景(第56回 地球を知るための火星学 栗田敬 :動画) | |
オンラインでは飲料を提供できませんが、サイエンスカフェ(*)の精神は引き継いでゆきたいと考えております。
ご自身で用意したコーヒーやお茶をのみながら、ぜひ科学談議をお楽しみください。
「軽くワイン」や「ちょっとしたツマミ」もよろしいかと存じます。
(*)サイエンスカフェとは:
喫茶店内の会話のように平等で自由な雰囲気で科学的なテーマについて語り合い、気軽に楽しむことを目指したイベント。
講演会のように研究者や専門家からのほぼ一方的な情報発信ではなく、双方向であるのが特徴です。
参考:サイエンスカフェ:ウィキペディア
我孫子サイエンスカフェ − 自己紹介、はじまり、特長、カフェプラスを志して:会長 細谷暁夫
これまでのテーマ
当カフェの動画
講師紹介
国際報道 2024 巨額投資なぜ集まる?核融合発電スタートアップ最前線 初回放送日 2024年1月11日:NHKプラス
”究極”のエネルギー アメリカの核融合 いつ実現?スタートアップ企業の開発加速:NHK
宇宙初期、予想超える多くの巨大ブラックホール 東大・国立天文台が発見:サイエンスポータル
「JT-60SA」が初プラズマに成功 核融合実験 :ITmedia NEWS
2023.8.26 LIFT OFF! -X線分光撮像衛星(XRISM)および小型月着陸実証機(SLIM)の打上げ :JAXA
新型コロナの感染状況:NHK
千葉県の感染状況等と現在のレベル: 千葉県
茨城版コロナNextの対策Stageなど : 茨城県
新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向まとめ:AnswersNews
ページの先頭に戻る